NGP3nd「深海に沈みし神殿と鱗神信仰」

2016/10/19~10/30 中崎町oneplus1galleryにて開催したNGP3rd「深海に沈みし神殿と鱗神信仰」の軌跡です。

いつも参加させていただいている「玩具館 三隣亡」という小説家石神真里さん原作のイベントと、縁あっての同時開催。

初めて二つの展示に同時に関わり、楽しく良い経験させていただきました。

似通ったテーマ性の展示が同じ期間近い場所でやっていたので沢山の作家作品が一度に見られたことと、同時来店特典のポストカードプレゼントのスタンプラリー企画等もあり、多くの方に楽しんでいただけたのではないかと思っております。

 

来ていただいた方は勿論、来られなかった方も、そして終わった後に知った方も、拙い文章と僅かな写真ではありますが、あの日々を感じ取って頂ければ幸いです。。。

今回は私自身初めての試みとなる、展示の為に同タイトルの小説を書き下ろし販売しました。

参加作家には事前に小説を読んでもらい、その中に出てくる神殿内に飾られた作品という趣旨で作ってきて頂きました。

空間についても、部屋全体が話の中に出てくる神殿を再現しており、ラストを彷彿とさせるものに仕上げていたのですが、 この小説を読んでから来てくださった方、会場でお買い上げ後、読んだ上でもう一度来て下さった方が多く、本当に嬉しかったです。有難うございました。

 

白一色で覆われた中、深海を再現した青い波が揺れ、信仰とその崩落を模した作品を響き渡る水音の中で感じていただく。

暗くあまり詳細な部分まで作品を見られなかったという方もいらっしゃったと思います。今回はあえてそう思えるよう光を抑えました。

普段なら軽く見て立ち去ってしまうものも、見え難いとより目を凝らしてしまう。そうやってもっと…と凝視するうち世界に自分自身も埋没してしまうような。。そんな感覚を持って下さっていればと。

とはいえ当初の照明ではあまりに暗すぎてよく見えず。搬入時に作家が次々と眠たくなっていくというアクシデントに見舞われ、急遽手に持つ形で青い照明を用意してお渡ししていました。

いやぁ、やってみないと実際は解りませんよね。手に持ってもらうと解っていたら、もっと綺麗に作ったのですが。。現地でのデモは大事だと学んだわ。。でもこれ去年も思ってたな……きっと次回も思いそう。

 

細かくもっとここを、と思う点は山積みでしたが、去年よりも更に、やっと私の頭にある構想をより近い形で再現できるようになってきたと思います。

それは見に来て下さる方、参加してくれる作家と説得力のある作品、場を提供してくれているオーナー。全てがいて初めて成立する事ですので、本当に全てに感謝です。

そして、去年より更にいいものを。一つ前の自分よりいいものを顕現できるようと意識していきます。

 

 

今回はもう一つの初めてとして、この空間で舞踏家に再現してもらうというのもやりました。

私がとても好きな舞踏家、本原章一によるミニlive。

色々出来上がってみたら、見事ものすごく狭くなり……彼自身の最小舞台記録を打ち立ててしまいました。いやもうホントごめんね本原さん。私もこんなに空間狭くなるなんて考えなかったの。。

しかしそこは流石プロ…。狭い舞台で、完璧にこの世界の幻影を連れてきてくださいました。来て下さった方々も息を飲んでその刹那を見届けてくださり、完璧に一つの物語がそこにありました。

 

動画を撮ってくれている作家がいたので、後に掲載したいと思います。

 

 

そして一階でのNGP主催のHdsによる服飾雑貨出店。

この時は時間が上手く配分できず、新商品を殆ど作ることが出来ませんでした。

それでも商品を迎えてくださった方々、有難うございました。。次回は二階の展示ブースは勿論のこと、一階の出店も内容更に充実してお届けしていきたいと計画しております。

 

それでは次のNGP4で、お会いできれば幸いです。。。

 

 

同タイトル小説「深海に沈みし神殿と鱗神信仰」

現在一部店舗とネットショップにて販売しております。

 

そうです。販促ですね!

 

冒頭試し読みできますので宜しければご覧下さいませ。

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